生活版ジョブコーチ養成研修@名古屋リハ

月曜から3日間、名古屋市総合リハビリテーションセンターで生活版ジョブコーチ(生活適応援助者)研究事業の研修がありました。「生活版ジョブコーチ」、耳慣れない役割ですよね。これは自賠責運用益拠出事業で、交通事故などで脳外傷、高次脳機能障害になった方への生活支援について考えるものです。
ヘルパーさんに家事援助を依頼すると、たとえば買い物や調理をしてくれます。でも高次脳機能障害の場合、環境調整や助言、見守りがあれば動作自体はできる方もいるので、その部分をどうしていくのか?という話です。実際の生活場面で支援すると自立できる可能性があります。生活版ジョブコーチがアセスメントと計画をし、ヘルパーさんに関わり方を伝えることでどうなっていくのか、平成23年度まで試行が続きます。
今回、この研究に参加している団体は、家族と支援者がチームになって活動していくことになります。研修会では、視点の異なる者同士がディスカッションをするのですごいことになりました(゜▽゜*)♪ 自分だけではとても考えが及ばないようなことがどんどんと挙がってきます。
この研修会、私の一番苦手とすることを要求されています。それは、経験や勘を使っての支援ではなく「思考のプロセスを表現すること」です。これが本当に難しくて、まだ頭の中が整理できていません(,,-_-) でも、これから人を育てるためには絶対にはずせない要素です。大丈夫かな…2月の後半戦までになんとかしなければいけません。久々に深~く考えた3日間でした。
by fukushi-kankyou-2 | 2009-09-16 23:24